毎年、年末になるとお電話頂くこちらのお客様。
新車購入時からのお付き合いをさせて頂いております。
短いスパンでのメンテナンスをお勧めしてますが、どうしても洗車傷が気になるし(色も色なので)、年に1度磨き直しをして欲しいとのニーズ。
なので、初回ご依頼時から毎年欠かさず、年末に再施工をさせて頂いております。毎年ありがとうございます(^.^)
ですが、毎年研磨を行うのは塗装を毎回削る事に直結しますので、本来はお勧めはしません。
施工側はその方が儲かりますが、毎回研磨すると言う事は毎回塗装を削ってるのと同じこと。当然その分毎回リスクが高くなっていきます。
なので、闇雲な研磨作業を行えばあっという間に次回は磨けません。となってしまい、その後のアフターケアは不可能に・・・。
当然ながら無駄に塗装を削る研磨作業は行えません。
昔からの技術を今の時代でも大切にするのは、良いかもしれませんが、塗装も車も日進月歩で進化を続けております。
施工側も、常に【知識】【技術】の更新をしていかなければ、やがて行き詰まり、最終的にはエンドユーザーにご迷惑をかけてしまうことも・・・。
職人も日々の勉強が大切だと感じます。
当店では、今現在ダブルアクション研磨にてほぼ全ての研磨作業を行っております。
ダブルアクションでの研磨では、無駄な研磨周回数も抑えられ、いっぺんに傷を研磨することなく少しづつ少しづつ研磨していくので、今現在では最も塗装にダメージの少ない研磨工法と言えます。
勿論、同じ工法でも状況判断を間違えれば当然リスキーにはなってしまいます。
そして、しっかりとした研磨環境も整ってなければ確実な状況判断は難しいものです。
壁全面を覆うブラックブース(光の乱反射を抑える)や、薄傷1本見逃さない狭角のHIDスポットライト(ただ明るいだけでは鮮明にはなりません)等の設備が必要不可欠となります。
環境と知識、そしてそれを活かせる技術があって初めて適切な研磨作業が可能になると当店では考えます。
では、プリウスαの方へ
洗車→スケール除去→マスキング時↓
1年分の傷が全体的に付いてます。
しかも今回は狭い道で幅寄せした時に気づかずに枝にがぁ~っとやってしまったそうで、なんとかなる?との事だったので、やるだけやってみます。と
施工前の傷↓
フロントフェンダーからリアフェンダーまで。しかも結構深いです。
やってみました。↓
こんな感じ(^^♪
実はこれ、傷自体は残ってるんです。先にも書きましたが、無駄に塗装は削れない車両です。
深い傷の最深部まで削ってしまってはもったいない!
なのでピンポイントで傷のエッジだけを攻めて傷を見えづらくしただけ。
図を描いて見ました↓
エッジの角度を広げると人間の目では視認しづらくなり、更には塗装も必要以上に削らずに事を得ます。
この工法は知識と技術だけではなく経験値もなければなし得ません。
お客様もここまでなるとは思ってなかった様で、ビックリ仰天されてました(^^♪
まぁ、そんなこんなして完成~!!(施工途中の写真は撮り忘れましたm(__)m)
他の写真は施工実績でアップします。
また来年のご依頼お待ちしおります。ありがとうございました(^.^)